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情報社会生活研究所

帝国の条件―自由を育む秩序の原理

帝国の条件 自由を育む秩序の原理 橋本努さんの著作を取り上げるのは「自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会論」に次いで2度目だ。あのときぼくは、「本書で9.11やセカイ系について述べていないのはあえてそうしたのかな」と述べたのだが、本書ではまさに「9.11以降」がテーマ。なるほど、そういうことだったんだ。
「善き帝国」とは何かを提示する、骨のある著作だ。骨があるが、新書でのときと同じく、「はじめに」で内容をかいつまんでくれているので、よきガイダンスとなっている。 続きを読む

新「地域」ブランド戦略―合併後の市町村の取り組み

新「地域」ブランド戦略―合併後の市町村の取り組み ほんの数年前まで全国に3200あった市町村の数は、2007年4月に1800あまりになった。2005年から2006年にかけて相次いだ市町村合併。いわゆる平成の大合併によるもの。
その背景には、地方交付税の取り扱いの変更による、財政的危機を乗り切ろうとする論理があり、多くの場合、将来ビジョンは充分検討されていない。
同時期に創設された制度が「地域団体商標制度」だった。2006年4月の商標法改正により認められた、地域名を関した商標制度。
そして今、合併後の市町村は、地域のブランド化を進めることにより、地域イメージを確立し、地場商品のヒットや観光客の誘致などの経済的な効果につなげようとしている。 続きを読む

過剰と破壊の経済学―「ムーアの法則」で何が変わるのか?

過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042) 半導体の集積度は18ヶ月で2倍になる、というのがムーアの法則だ。1965年の雑誌記事内でゴードン・ムーアが述べた見解がもとになっている。
実際に計算量あたりのコストは、1960年頃からの20年間で1億分の1、ということは18ヶ月で半分という法則どおりに推移しているからすごい。
普通の技術は、最初はゆっくり立ち上がり、普及期になると急速に進化し、やがて天井をうつ「S字カーブ」を描く。半導体についてはこれがない。 続きを読む

わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス

わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス (幻冬舎新書) 副題にある「カーニヴァル化」というのは、鈴木謙介さんが前著『カーニヴァル化する社会』で指摘した、現代の若者は「瞬間的な盛り上がり(カーニヴァル)」に生きているとする議論をふまえている。
カーニヴァルにはサイクルがある。
なんかネタはないかなあと探す「模索期」、ネタに食いつき話題が盛り上がる「生成期」、ひたすらネタをもとにしたコミュニケーションの連鎖を楽しむ「カーニヴァル」、そして、自分たちの盛り上がりって根拠なんてなかったと気づいて落ち込む「倦怠期」。 続きを読む

2008年は6月7日(土)、丹波のすべてがわかる!

2008年度の「たんば・田舎暮らしフォーラム」は、実行委員の移住先、丹波地域の会場で、「見本市」をテーマに、田舎暮らしの支援団体や田舎体験の提供団体など、さまざまな団体を紹介します。
丹波の味の試食会や各種イベントも計画中です。詳細は決まり次第お知らせしますが、どうぞご予定をお願いいたします。
・6月7日(土)午前11時?16時
・丹波の森公苑(丹波市柏原町)にて

アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所

アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所 なんというのだろう、愛すべき本だ。いいよぉって、薦めたくなるような。
9つのアメリカの都市、そこにおけるコミュニティが紹介されている。どのレポートからも、アメリカの大気と人々の息遣いが感じられる。「物語」を重視して選んだという渡辺靖さんの視点のゆえだろう。
国家と個人が交差する場所。この副題を前にしばし、立ち止まる。
国家という大きな単位。ひとりひとりの個人。それらをつなぐ存在としての、コミュニティ。位置づけとしてはそうに違いない。
しかし、「交差する」とは何を意味しているのだろう。 続きを読む

丹波地域で活躍されている皆様へ

 当研究所では現在、(財)兵庫丹波の森協会等の協力を得て、たんばライフツーリズム・コンソーシアムを組織し、兵庫丹波地域における「田舎体験」産業を振興すべく、兵庫県の『「ひょうご」の観光地活性化支援事業』の認定を受けて取り組んでいます。
 その一環として、来る2月23日(土曜)の午後、兵庫丹波地域における「田舎体験」及び「情報交流」の振興を目指したシンポジウムを予定しております。
 本シンポジウムは、丹波地域内で地域おこし活動や情報発信、田舎体験ツーリズムに取り組んでいらっしゃる皆様をお招きし、交流を深め、力をあわせるきっかけにしたいと願っています。
 つきましては、日頃丹波地域内で都市農村交流事業に取り組んでいらっしゃる皆様、並びに丹波地域内の情報を発信されていらっしゃる皆様を広くお招きし、情報交換を行いたいと考えています。
 当日は、丹波地域の田舎体験資源と消費者を結び、田舎体験を促進するためのインターネットサービス「たびらぼ」、並びに丹波新聞社様の共催を得て、同社が開始する地域特派員制度「丹波新聞レポーター倶楽部」をご紹介いたします。
 皆様には、活動の中でぜひこうした仕組みもご活用いただき、情報発信や消費者交流を進めていただきたく、伏してお願い申し上げます。
 会場には、NHK教育趣味悠々「パソコンABC」の講師として活躍されている佐々木博さんをお招きしています。佐々木先生は、一人ひとりの情報発信が持つ力を信じて活動されているところです。
 トークセッションでは、丹波地域における都市との交流や情報発信に関連する活動の様子を会場からご紹介いただき、佐々木先生とともに議論を深めてまいりたいと考えています。そのなかで、ぜひあなたの活動もご紹介いただけないでしょうか。
 シンポジウムへの出席お申込は、「こちらの案内」から受け付けています。フォームには活動紹介欄を設けています。当日は、送信いただいた記入内容を参考に、司会から会場の方々に発言をご依頼する形で進行いたします。
 会場からのご発言は、お一人様2分程度を予定しています。その際、投影したい資料やホームページなどございましたら、あわせてご連絡ください。(発言は必須ではありません。当日は聴講のみでももちろん結構です。)
 どうぞお力添えをいただき、当日お会いできますことを、楽しみにお待ちしています。
詳細のご案内及び申し込みページへ

噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く

噂の拡がり方―ネットワーク科学で世界を読み解く (DOJIN選書 9) この十年で急速に進歩した分野といえば、先に紹介したゲーム理論もそうだけれど、ネットワーク科学もそう。
本書の特徴は、具体的な社会現象を取り上げつつ、ネットワーク科学を紹介しているところにある。「世界を読み解く」とはそうした姿勢を表している。
ネットワーク科学を用いて世界を読み解く楽しさって何だろう。
ひとつは、それがまさに今起こりつつあるインターネットという新しい社会現象に関連したものごとである、ということだ。 続きを読む

情報社会生活レポート2008年2号発行

『情報社会生活マンスリーレポート』2008年第2号をお届けします。
1ヶ月の情報社会生活関連の最新動向をコンパクトにまとめたレポートです。PDF形式で無料でダウンロードできます。ぜひご一読ください。
【主な内容】
巻頭コラム(2ページ)
クリップ紹介(8ページ)【見本画像
新サイト紹介(2ページ)
新語紹介(2ページ)【見本画像
お問合せ先:情報社会生活研究所 事務局(jimu@shiftup.jp)
ご希望の方は、下記にしたがって入手ください。

  1. 下記にメールアドレスをご登録ください
  2. 登録後、ダウンロードページに移動します。
  3. レポートファイルへのリンクで右クリックし、「対象をファイルに保存…」を選択し、保存先を指定してください。
  4. レポートが保存されますのでご覧ください(AcrobatReaderが必要です)。
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なお、上記で入力されたアドレスは、(特)情報社会生活研究所が管理し、本レポートのお届けに関連する目的にのみ利用します。その他の目的で利用したり、第三者に譲渡したりすることはありません。
『情報社会生活マンスリーレポート』は、情報力を高めるメール情報誌『今日の雑学α(アルファ)』をもとに編集したものです。

芦田小の子どもたちが牛舎館を見学

2月15日、芦田小学校から、牛舎館の体験に来てくれました。
芦田小
外は雪模様。昔、堆肥舎として使っていた建物の中でみんなで足踏み脱穀機を動かします。
後ろに見えているのがわかるかな、ウマにはぜがけされた稲を手にとって、しゃん、しゃんとモミを外していきます。

ゲーム理論で読み解く現代日本―失われゆく社会性

ゲーム理論で読み解く現代日本―失われゆく社会性 (叢書・現代社会のフロンティア) 鈴木正仁さんは、現代の日本社会を、高度成長期の「農村型社会から都市型社会へ」から、バブル期までの「都市型社会から高度都市型社会へ」を経て、現代に続く「格差型社会へ」という流れにあるととらえている。
その上で、社会現象を「意味性」と「社会性」を備えた人間行為の集計とした場合、現代においては「社会性」の崩壊が問題とされていると指摘している。
副題に表れたこの思いは、多くの人が共有しているのではないだろうか。
では社会性が失われゆくのは何ゆえか。 続きを読む

竹田小の子どもたちが牛舎館を体験に

2月8日、竹田小の子どもたちが牛舎館の見学に訪れてくれました。
竹田小
足踏み脱穀機を体験してもらう前には、こうして最新のコンバインの中を見てもらいます。なんと、足踏みで動かしているのと同じ構造の歯が中にあるんですよね。
昔の知恵が今も生きていることにみんなびっくりです。

西小学校の3年生が牛舎館を見学

2月6日、もう3年目になるでしょうか、西小学校のみんなが、牛舎館に来てくれました。
西小学校
館内にあるいろいろな道具に興味津々。
ちなみに、おおむね1時間のコースで、最初の30分が「足踏み脱穀機」「唐臼によるもみすり」「唐箕による選米」をひとりひとりに使ってもらって、刈った稲が玄米になるまでを体験。あとの30分は自由に館内を見てもらい、質問を受け付けています。

南小学校の子どもたちが牛舎館に

1月31日、南小学校の子どもたちが牛舎館で体験されました。
南小学校
数日後、みなさんのていねいな感想をいただきました。
以下、一部抜粋してご紹介します。
「一番楽しかった事は、だっこくです。米がとんでびっくりしました。バスの中で牛しゃ館はどんなところだろと思っていたけどたのしい牛しゃ館に行けてよかったです。」
「さい後のとうみせんは、(中略)軽い米のバケツと重い米のバケツ2しゅるいがあってぼくはここまでやるなんてすごいと思いました。ぼくは昔の人をみなおしてみたくなりました。」
「昔のかさ、かっぱ、まきの木でストーブをしていたことが、はじめてわかりました!」
「わたしが一番びっくりした道具は、いどから水をくむときつかうものです。あれひとつでいどから水がくめるからです。」
「ぼくは、だっこくきがコンバインについているなんて知らなかったので、びっくりしました。」

<海賊版>の思想―18世紀英国の永久コピーライト闘争

〈海賊版〉の思想‐18世紀英国の永久コピーライト闘争 そう、知的財産権というと今この時代のテーマであるけれど、それは18世紀にも闘争になっていた、古いテーマだったのだ。
山田奨治さんは、18世紀に行われた「永久コピーライト闘争」をじっくりと追う。そこに見られるのは、現代に起こってもまったく不思議ではない、既得権益者と新進の起業家の争いである(こんな先鋭的な争いが18世紀にすでにあったことにぼくは驚いた)。権謀術数を含め、その生き生きとした描写には、企業小説のおもしろさの趣さえある。 続きを読む

「元気村」はこう創る―実践・地域情報化戦略

「元気村」はこう創る―実践・地域情報化戦略 これが本題になっていてもおかしくない。そういう副題である。
むしろ普通なら「実践・地域情報化戦略―「元気村」はこう創る」ではないか。この、あえて副題的な一文をタイトルにした姿勢に、本書のネライを深読みすることができるかもしれない。
そこに読み取れるのは、熱い思いだ。まとめ方はガクジュツ書的なアプローチなのだけれど、編者・著者らとしては直接実践者に訴えかけたい。仲間を広げ、日本を元気にしたい。そういうメッセージを優先して、メインタイトルは選ばれたのだろう。 続きを読む

田舎体験×ネット×ツーリズム×メディアから未来を探るシンポジウム

田舎体験シンポジウム
兵庫丹波地方には、パワフルな情報発信をされている方がたくさんいる。ユニークなツーリズム活動をしている団体もたくさんある。みんなで力を合わせて、この動きを盛り上げていきませんか?
このイベントを、そのきっかけにしたいと思います。トークセッションでは、ぜひあなたの活動もご紹介いただき、一緒に議論を深めましょう。また、会場では学びi塾も特別開講し、参加者相互のやりとりの場とさせていただきます。もちろん佐々木先生もあなたの質問に直接答えてくれますよ!
地元の情報をメディアに発信したい人、消費者との交流を目指している人。自分でやっている人も、やっている人を応援したい人も、まだやっていないけれど興味はある人も、ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。
【日 時】2月23日(土)13時30分-17時(開場13時)
【会 場】黒豆の館(篠山市下板井511-2)
【参加費】無料
佐々木博さん
【特別ゲスト】
佐々木博(ささき・ひろし)
1970年京都生まれ。毎週火曜日にNHK教育テレビで放映中の「趣味悠々 中高年のためのいまさら聞けない パソコンABC」講師。インターネットやデジタルを通じて、一人ひとりがいきいきと元気に暮らせる日本にしたいと、精力的に活動中。
【プログラム】
13:30-15:30 トークセッション『21世紀の主役はあなただ!』
 ゲスト:佐々木博(NHK趣味悠々「パソコンABC」講師)
 司 会:小橋昭彦(情報社会生活研究所 代表理事)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:15 みんなで伝える・交流する
 田舎体験ツーリズム促進サイト「たびらぼ」のご紹介
 地域情報特派員「丹波新聞レポーターズ倶楽部」のご紹介
16:15-17:00 学びi塾特別開講「今だから聞く インターネットABC」
主催:たんばライフツーリズム・コンソーシアム(特定非営利活動法人情報社会生活研究所、財団法人兵庫丹波の森協会、NPO法人たんばぐみ)/共催:丹波新聞社
お問合せ:(財)兵庫丹波の森協会 ツーリズム係 0795-73-0933(月曜定休)
チラシ(PDF)をダウンロード
お申込は下記よりお願いします(お子様連れでもけっこうです)。
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<病>のスペクタクル―生権力の政治学

「病」のスペクタクル―生権力の政治学 生権力というのは、西欧の近代社会で行使されている権力を名づけた、フーコーによる造語だ。美馬達哉さんが第四章「<生>のテクノスコープ」で行っている解説を参考に、少しまとめておこう。
君主が絶対的だった封建社会では、人々は、従わなければ殺されるという「死の権力」に縛られていた。民主化が進んだ近代において、人々は「死の権力」から解放される。そして「命をたいせつにし、社会に奉仕する」という考え方が広まる。
でも、それもまた一種の権力ではないか。そうしたいわば「生権力」が支配的になっているのが、近代社会ではないか、というのが、フーコーの見立てだ。 続きを読む

大路小学校の子どもたちが牛舎館に

丹波市立大路小学校の3年生のみなさんが、「昔のどうぐ」学習の一環として、丹波市春日町中山の「牛舎館」を訪れ、展示されている道具類を見学されました。
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これは嫁入籠を見ている子どもたち。時代劇でしか見たことのない籠にびっくり。
このあと生徒らは、「脱穀機」「とううす」「とうみ」を利用して、稲わらから実をはずし、それをすって、さらに玄米によりわける作業をしました。
見るだけではなく、実際に使ってみることができる道具の数々に子どもたちから歓声。現在の機械と比べて、「むかしの人はかしこかったんだと思いました」と発表する子もいました。

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書) ネットはときに、集団行動の契機となる。ネットイナゴと呼ばれたり、フラッシュモブと呼ばれたり、呼び方はさまざま。
ブログにコメントが殺到する「炎上」も、ある団体への支援に賛同者が殺到するのも、集団行動。それは「暴走」とみられる場合もあれば、「可能性」と感じられる場合もある。
荻上チキさんは、ネットを介した集団行動を、特定の立場から価値付けすることはしない。それが起こる背景を、あるいはその影響を考えるための素材を、豊富な事例とともに提供する。 続きを読む

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