iso乃家トークライブ「たったひとつのこと」シリーズ、第3弾! 今回は大阪のパッケージ会社に勤務しつつ、週に何度かテレワークでiso乃家を利用するという、新しいはたらき方を実践している西口さん。
もともとはナレーター事務所に所属していた西口さんの声にしびれる人は少なくないはず。そんな彼が壮絶なれどヤバさを楽しんで見つけたキャリア。そんな体験談も交えつつ、西口さんから13年のキャリアを通して見つけた絶品ノウハウを伺います!
- コンビニでついジャケ買いしてしまう人
- マーケティングに関心のある人
- 商品パッケージの裏話が気になる人
- 趣味と仕事のハイブリッドにあこがれる人
- デザインに携わっている人
- 新しいはたらき方を実践したい人
などなどの方々に届けたい。
トーク15分、ディスカッション45分、新しい世界に出会う1時間。
開催概要
- 日時:2022年5月10日(火)19時~20時
- 場所:iso乃家(丹波市氷上町石生1583-1)
- 料金:大人1,000円
実践!ローカリズム会員は無料 - 定員:15名
- 主催:NPO法人情報社会生活研究所
ファシリテーター:小橋昭彦
西口友騎(にしぐちとものり)プロフィール
兵庫県丹波市出身の39歳。趣味はゴルフとキャンプ。
大阪でフィルム製品の加工販売会社に勤めています。好きなことでも社内貢献にと音声技術に関する情報収集や社内活動も行っており、社外でもたまに朗読イベントに参加させていただいています。ゴルフサークル運営にも携わっており、エンゲージメントを高める想いでメンバー向けラジオ配信も行っています。
現在は、街と田舎どちらにもアクセスが良い川西市を生活拠点にしています。定年後は丹波にもどるのだろうと漠然と考えていましたが、今しかできないこともありそうだと丹波で過ごす時間を少しずつですが増やしています。
高校卒業までを丹波市で過ごしました。中学生の頃から丹波を出たいという想いがあり両親に訴えかけたことがあります。あえなく玉砕。ただ当時は何者かになりたかったんですね。東京に行けば叶うと信じていました。
ラジオを聴いていたこともあり、ラジオパーソナリティーが面白そうと、高校卒業後の進路は、表現する技術を学ぶ専門学校を選びました。2年間の在学中に真剣に取り組んだのは卒業前の数カ月だったように記憶しています。昔から追い込まれないとだめだったんですね。
運よく卒業後は大阪のナレーター事務所に所属することができました。それだけで食べていけるわけもなくアルバイトと並行して活動していました。色々な声の仕事に携わるなか、なぜか心のもやもやは大きくなっていき、ある日舞台の仕事をきっかけに5年間所属した事務所を25歳の時に退所しました。この時”好き”と”仕事でやっていく”ことは別物だと実感しました。同時に、自分のしたいことは自己表現だったのだと腹落ちしました。手段と目的があやふやでした。
事務所を辞めてから半年ほどアルバイト、セミナー受講、就職活動の3足の草鞋を履いて(履けませんが)……20社以上落ちた気がします。まわりの同級生よりも出遅れていると思い込み、当時は追い詰められていましたが楽しんでもいました。ヤバイ時でも楽しめる一面もあるのだと気づきました。
人間一生懸命やればなんとかなるもので、世間知らずで子どものままだった自分も現在の会社に就職することができました。入社後は厳しい先輩に鍛えられ、病みそうになるも自己表現を駆使して乗り越え。気づけばキャリアは13年となっていました。
役職も与えていただきマネジメントに奮闘し、会社で長く過ごし一体何のスキルが身についたのか? 果たして何者かになっているのかと自己の棚卸をしてみると、会社のことがなんとなくわかる、業務が一通りできるベテラン社員がただそこにいました。働き方改革だと頑張ってみたものの、本当に必要な改革は、効率化だけではなく”どう働きたいのか”という自身の考え方のアップデートでした。
沢山の死を目の当たりにする近年でもあり、中には非常に辛く苦しい別れもありました。と同時に大切なものがなにかを強く意識する時間にもなりました。どう働き、生きて、そしてどう死にたいのか、そんなことをたまに考えている”何者にもなりたくない”会社員です。どうぞよろしくお願いいたします。