iso乃家トークライブ「たったひとつのこと」シリーズ、第4弾! 今回は予定していた登壇者が都合によりキャンセルとなり、管理人がピンチヒッターを務めます。
- 生きることについて考えたい人
- 真実を探し求めている人
- 分岐があれば行ったことの無い道を選ぶ人
- 答えが無くても満足できる人
- むしろ答えが無い方が楽しい人
- 要するに哲学することが好きな人
- ついでにインターネットが始まった頃の雰囲気を知りたい人
などなどの方々に届けたい。
トーク15分、ディスカッション45分、新しい世界に出会う1時間。
開催概要
- 日時:2022年6月14日(火)19時~20時
- 場所:iso乃家(丹波市氷上町石生1583-1)
- 料金:大人1,000円
実践!ローカリズム会員は無料 - 定員:15名
- 主催:NPO法人情報社会生活研究所
小橋昭彦(こばしあきひこ)
学生時代は、同人誌を主宰し、小説を書いていました。コピーライターとして社会に出て、プロモーションやCIの仕事にも関わりました。
数年前、新大阪駅の新幹線ホーム階段の大きな看板に、当時作ったコーポレートフレーズが今も使われているのを見て、とても嬉しく思いました。
雑学コラムを書き始めたのは、そんな創作やコピーライティングのネタ探しにと思ってのことでした。雑学的知識を持っていると、文章の色付けに役立つからです。
書いたコラムをメールマガジンとして配信しました。読者が増え、雑誌の連載をいただくようになりました。ある編集長からは「小橋さん、何が書きたいですか」と問われました。うまく答えられませんでした。(けっきょくネット社会論的なことを書くことになりました。)
500本ほど書いた頃、講談社さんから、それまでのコラムをまとめて出版する話が来ました。編集の方から、「小橋さんのコラムの特徴は何でしょうか」と尋ねられました。やっぱり、うまく答えられませんでした。(けっきょく『ここまで分かった?! 最新雑学の本』というタイトルになりました。)
その頃から、意識してコラムに方向付けをしました。最新の学術論文をネタに書くという方向付けです。知の先端を探りつつ、ひとり一人の読者にとって視野が広がるような文章を書きたいと思いました。
その後、さらに500本を書いた頃のこと。
世界の論文が、同じことを言っているような気がしてきました。物理学でも、生物学でも、社会学でも。世界の仕組みというか、生きるっていうことの本質はそれなのかなと思いました。少なくともぼくにとっては。
その頃の気づきは、「自分/世界/生きる」と題した、約14万字の文章にまとめています。出版の話もあったのですが、ビジネス系の企画だったので合わず、お蔵入りとなりました。企画会議まで通していただいたのに、担当の編集さんには申し訳ないことをしたと反省しています。
それから5年ほどして、その内容を皆さんにお話ししようと企画を立ち上げたことがあります。古い文章をリライトしつつ進めようと思ったのです。でも、リライトが追い付かず、続きませんでした。
今回は、14万字にまとめた発見から、エッセンスをさらに濃縮し、「たったひとつのこと」に絞って、皆様にご紹介したいと思います。